a milliliter of malice / Saw ■Zoome Link オンリー系の中でも、いちキャラのさらに一部分の事象のみを抽出し、独自の感性によって描き出した作品。 構成、選曲、表現等に常に新しさを追い求める氏のスタンスがよく現れていると思います。 また原作を蔑ろに…

感想は趣味!メンバーが選ぶ静止画M@D大賞2007

2007年公開のMADで各自3作品厳選しました。

あなたが選ぶ静止画M@D大賞2007 上位十作

1位 彼岸雨/一本杉 ■Zoome Link もんぢゅ:志貴対式っていう月厨なら妄想したであろうことを映像化したってのが一位につながったのかなと spline :去年もそうでしたが、こういうクセのある作品が一位というのが面白いですね。いい傾向だと思います。 meim …

[1st impression] 最初の30sで完全に引き込まれた作品。 派手な演出を多様した作品の多いFate作品の中では控えめな印象を受ける作品ではありますが、戦闘部分よりも、「繰り返される四日間」という現象の奇妙さに着目している点が他の同ソース作品と異なり、…

[1st impression] シーンごとの時間の流れを表現できていて凄いと思いました。槍が止まった、槍が刺さった、ステンドグラスの破片が落ちる、空気が変貌する、血が滴る、そういった瞬間が遅く感じるか、いやに速く感じるかというコントロールが抜群です。もん…

[1st impression] この作品を見た時に真っ先に頭に浮かんだのはKAKERIでした。型月ソース、デモ系という大きな共通点はもとより、表現方法に近いものが感じられるからではないかと思います。文字による説明を際立たせ、曲の展開にあった映像をつけていく、な…

stain(2007)

作者:カプチ 選者:もんぢゅ■Zoome Link○選考理由 静止画M@D大賞2007の開催の発表もあり、個人的に2007公開作品でベストだと思う作品を挙げさせて頂きました。

[1st impression] 2006年に公開された作品の中で、恐らく最も再生数の多い作品。この作品を一言で表すならば「予定調和的な作品」ではないかと。初めて聞く曲でも、聞いている間に次にどんな音がくるかわかる、という経験を感じたことがある方は結構多いので…

[1st impression] 全体の構成はトランス風味のリズムの掴み易い音楽を軸にした、音楽から喚起される映像が心がけられてストレス無く観賞する事ができました。非常に丁寧な構成で0:14までの前奏を使い概要を示し、0:27の砕ける演出以降でこの作品の主役とな…

[1st impression] 一昔前のユーロビートっぽい音楽にとても忠実なM@Dというのが第一印象です。幾何学的な模様や意味ありげなテキストが過剰なぐらい画面を覆いつくすぐらい出てくるのですが、音楽の展開と画面の展開をきちんと合わせているからか、あまり邪…

CURUS(2006)

作者:Curus(C-Pong/心無鳥) 選者:spline 2006年静止画M@D大賞 ベスト静止画M@D部門 27位(15pt) 第二回 紅白夢寐合戦 第九回戦 白組 51.4% 807 [■Zoome Link ○選考理由 この作品は基本の作りを分かりやすくしていて、余力で作者の好きなように作ったもので…

山椒第四回

a milliliter of malice/Saw ■Zoome Link もんぢゅ:1〜6の数え上げが印象的な作品。主人公の内面を表現したということで非常に抽象的な映像になっていますね。 もんぢゅ:原作未プレイの私には解釈の糸口も分からないのがなんとも残念ですが、焦燥感を煽る…

山椒第三回

盲目コッペリア/一本杉 ■Zoome Link meim : 実のところ、氏の作品は我が強く、個人的には嫌いだったのですが、この作品はそういった面があまり見られず meim :単純ではあるものの、今まで培ってきた技術を活かして非常にキレイにまとめている。そういう風…

山椒第二回

Perfect Cherry Blossom/静かなる鎖骨 ■Zoome Link もんぢゅ:東方プロジェクトのゲームを題材にし、2Dのシューティングゲームを擬似3Dのアクション映像にもっていく。 もんぢゅ:東方M@Dではメジャーな表現方法をとっていると思います。 もんぢゅ:1:30の…

山椒第一回

nemo/ヌッコロツルリン君 ■Zoome Link spline :この作品は由乃とユッキー中心で、途中からオリジナルの展開になりますよね。 meim :そうですね。ただ、エフェクトを使用しないで作ろうとしてるため、そこまでの設定を説明するための部分が非常に冗長になっ…

[1st impression] まず始めにお二方に謝っておくと、明らかに選出理由を間違えました。すみません。 これを書くに当たって、今まで何度となく見たloop,DEAD-ENDと、このBLnをじっくり見てみたのですが 同じソースを使い、リスペクトが見られる部分があるとは…

[1st impression] 終ノ空というソースに関して妙な考察を加えると、雫、痕、MOONあたりから続くダーク系ソース代表で、その後は腐り姫、沙耶、カルタグラ、3daysあたりに続いていく、という印象を受けます。例えばloopのような名作の視聴者が「俺もこんなの…

[1st impression] 終ノ空M@Dって、Loopから脈々と続いていく一種の系譜だと考えています。昔の人が良い作品作ったから、それに影響を受けてというのが今の今でも続いている。これって凄いことだと思います。今回の合作みたいな、どちらかというと新しい人がM…

BLn(2006)

作者: 独&フィアライス&朝奈 選者: meim 公開:2006年 2006年ベスト静止画M@D大賞 63位(3pt) ■Zoome ○選考理由 何故か良作が多く、そして過去作へのリスペクトが多く見られる「終ノ空」をソースとした作品群について、その中でも最も新しい作品を通して語って…

[1st impression] 凄い人気ですね。各動画配信サービスにおける閲覧数は図抜けてて、ニコニコの12万という数字ともなると見ていて本当に実態がよくわかりません。最近では初音ミクVerなんてものまで出回ったりと、もはやオタク全体の現象レベルにまでなって…

[1st impression] 「この番組はおーばーぜあの提供でお送り致します」(from ひとすパート)ということでおばぜあ(+α)の合作ですね! この作品はついて敢えて語るとすれば色彩センスでしょうか。 MAD界って(私も含め)中二病的・オタク的な人の多い文化で、配色…

[1st impression] 私がこの作品について知ったのは完全に後発で、なんだか動画ニュースサイトとかニコニコで話題になっていたからStage6で見るといった、実に今のM@D事情を反映したような出会いをしたりしたのも面白かったり。故に詳細は全く存じ上げており…

実態がよくわからない(2007)

作者:フィア・ライス、SORYU、朝奈、taku、aria、ph7、ひとみすいれん、sucre 選者:もんぢゅ ■Zoome Link ○選考理由 表現方法・技術について語れる作品ということで選びました。

[1st impression] お二方が言われているように一見地味に見えるようでいて細かい所まで手が込んでいます。まだ出ていないところだと、フェードの調節とかモーションの調節(スライダーんとこね)とかってのは気にして弄るかどうかでずいぶん違うもんです。い…

[1st impression] 不必要なテキスト・エフェクトを一切排しているため、一見すると大したことないようにも見えてしまうかもしれませんが 映像をキレイに見せるためには様々な技巧がこなされている作品ですね。splineさんが仰るとおり、一つ一つあげていくと…

[1st impression] 見るべきポイントを列挙していけば、ノンストップで秒区切りに画面説明しなければいけないぐらいの高密度な作品です。この作品を見たことによって、カタハネをプレイしてみたという界隈外の人も結構居たとか。 この作品は、画像ソースの力…

終わらない旅に恋して(2007)

作者:taku 選者:spline ■Zoome link ○選考理由 軽快なテンポで進む作品が今まで選ばれていないという単純な理由です。また、背景の使い方が上手いなど語る部分が多く、魅力的な素材だと思ったからです。

[1st impression] 実の所この作品はリアルタイムで鑑賞してなかったりします。スマ2前後は界隈から遠ざかり気味だったもので、一応。 まず、スマスマのような「新人の大会」でこのような作品が提出されたということに驚きがあります。M@Dを見て、界隈のM@Dに…

[1st impression] 「ヱヴァ」の話題を扱っているテキストサイト見ていると、映画の感想そのものよりも、10年以上おたくを続けているその人なりのエヴァに対するこだわりが見て取れることのほうが面白かったりします。M@Dという形態をとったこの作品でも、そ…

[1st impression] ○選考理由 新劇場版の公開により、世間のヱヴァ熱が復活してきていますが、新劇場版よりも一年前にMAD界にエヴァ(RE TAKE)旋風を巻き起こしたこの作品について語ってみたいと思います。 ○感想 作品については、他の方も言ってくれるでしょ…