[1st impression]

最初の30sで完全に引き込まれた作品。
派手な演出を多様した作品の多いFate作品の中では控えめな印象を受ける作品ではありますが、戦闘部分よりも、「繰り返される四日間」という現象の奇妙さに着目している点が他の同ソース作品と異なり、これが型月ファンだけでなく、私みたいなアンチ型月的な人にもウけている原因ではないかと思います。

演出に関して、先ほど「控えめ」と書きましたが、これも前にtakuさんの「終わらない旅に恋して」の時に書いたように、必要最低限ギリギリな所まで削ぎ落としたという感じで全く悪い印象は受けませんし、また、テキストに関しても、情報量を少なく、断片的に、また説明文と台詞をごちゃ混ぜにするなどして、曲から受ける不協和音な雰囲気をより上手く演出するのに一躍買っていますよね


私の引き出しが少ないが為に、この作品を語るにも、既に使ってしまった語り口でしか説明できないのが残念なのですが、やはり昨年の歴代大賞で二位を取ったLTTAの作者なだけに、他作品とは一線を画した作品だと思います。

あと最後に蛇足ですが、この作品には「コンポ1.wmv」という、「おまけ+stain+07_hori_yume」の三部構成(?)から成るムービーが存在し、私はそちらの流れの方がより好きだと付け足しておきます 。