山椒第四回

a milliliter of malice/Saw

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もんぢゅ:1〜6の数え上げが印象的な作品。主人公の内面を表現したということで非常に抽象的な映像になっていますね。
もんぢゅ:原作未プレイの私には解釈の糸口も分からないのがなんとも残念ですが、焦燥感を煽る曲としてこんな曲が選べるセンスが素敵だなと。
もんぢゅ:あとは音楽にまかせた映像を組み立てていくという手法なのではないかなと思いました。
もんぢゅ:Saw氏らしさが全開で今イベントで一番好きな作品ですね。
meim :Q.10の問題文みたいなのは、問題文って形式ではないですが原作にあったような気がします
meim :主人公の心情を現した作品、かな
spline :私は原作もやってないですし、抽象的過ぎてどう見ればいいのか分からなかったです……
spline :あ、3D文字たまに変わってますね。今気付きました。
もんぢゅ:主人公がなにを原因に汚染されたのか分かりませんが、悪意を持つに至った経緯を抽象的にテストになぞらえて表現したということだと思います。
もんぢゅ:、原作やりたい欲は刺激されますなぁ
meim :アイディア勝ち、という印象ですね。原作の主人公の不安定な心境、ただそれだけを表したムービーなので、原作ファン受けは結構良さそう。
meim :ただ、原作知らないと置いてけぼりを食らいそう
もんぢゅ:ですね。置いてけぼりというか消化不良というか。残念。ただ見せたい対象が明確ともいえますね。
spline :どっちかと言えば、私はその置いてけぼりな人の1人で、2人の意見を見ていると羨ましいです。
もんぢゅ:原作重視M@D、私は超ありですね。
meim :脳みそをかき混ぜられる感じで、大好きです

Liberate Accelerator/匣庭くるり

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spline :エヴァのイメージを主体とした作品だと思いました。
spline :シンジ君の不在や映像と映像間の繋がりが分かりにくいことから、物語の存在は希薄ですが
spline :そのぶん、ヴィジュアルと個性で補間しているのが強いですね。
もんぢゅ:エヴァの捕らえ方が自分とは大きく違うのでどうしても戸惑ってしまいますね。
もんぢゅ:直撃世代なもので、どうしてもここまでヴェジュアル的なものとして割り切ることができませんね。
meim :若干、動画ソースに頼りすぎかな、という気もしますね
spline :ふと気付いたんですが、この作品に限らず最近の作品って動画を自然に取り込んでるなぁって思います。
もんぢゅ:そうですね、山椒の作品でもいくつかそんな試みを見ますよね。実写とか含めて。
spline :昔だと実写を入れたら騒ぎになって、静止画っぽい動画M@Dを作ったら騒ぎになってとかでしたよね。
spline :当然のことなのですが、新しい人の方が柔軟に何でも取り入れていけるんだなって思いました。
spline :その点、この作品はそういうことを自然にしていて、やっぱ若い人って強いなと思いました。
もんぢゅ:少しずつですが静止画M@Dも進んでいっているんだなってのをこういう時感じます。
meim :そうですね。新人ということですし、これからに期待できそう
もんぢゅ:確かに。ここらへんの技術先行に感じる部分もこれから整理されていくと思いますね

Oversold Cemetery/ネクロでぃすく

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もんぢゅ:一般的な展開を持つ曲に合わせて展開される作品。
もんぢゅ:どこかプレミア製の匂いを感じる(AK-1さんとかななピ〜さんとか)映像が懐かしくて良かったです。
もんぢゅ:今までに見た氏の作品の中では最もまとまりよく感じると共に、一番のお気に入りです。
spline :今大会で一番分かりやすい作品ですね。どこをどう楽しめばいいのかということが明確にされているので。
もんぢゅ:目新しさはないんですが、スマートですよね。
もんぢゅ:あと映像的には黄色い眼の画面の中での映え方が異常だと思いますね。印象に残りました。
spline :でもこれだけ使えそうなものを他に流用しないのがちょっと勿体無いですね。
spline :例えば、黄色い満月とか黄信号とかを出したら、そこにこのキャラクターを見い出せるのではないかと思いました。

meim :私としては、ネクロさんの作品が若干マンネリ化しているのではないか、と思うのですが
meim :上手いと言えば上手いのですが、一線を越えて熱中できるような作品はあまりないんじゃないかと
もんぢゅ:マンネリ化は最近の作品には私も感じてましたが、今作が印象良かったものでもう一歩いけるんじゃないかという希望ができました。
もんぢゅ:大賞の結果とかみてもそんな感じになってますよね。
spline :私もそう思わなくもないです。それでも、この短期間で2作を公開できるバイタリティは素直に凄いと思います。
spline :だからこそ、そろそろ渾身の力作を作ってくれないかなと密かに期待していたりします。
もんぢゅ:意外性を見せるならいいタイミングかもしれないですね。