[1st impression]

私的な好みとしては、決して嫌いではないんだけども、好きにもなれない作品。
御二方が仰るとおり、始めの時計や、テキスト・色調・曲などもありますが、作品全体の流れが散文的といいますか、断片的にしかテキストを出さなかったり、淡々としたBGMを用いることで作品のメリハリをなくしたり、特に関係のないように思われる映像を並べたりと、(恐らく)あえて作品の流れをわかりにくくすることで、内容を理解しがたいという歯がゆさを見る人に与え、作品を再度視聴させることを強いるとともに、原作への興味を呼び起こさせている、そんな作品なのではないかと思います。

心氏の作品は、配色に違和感を覚えるようなものが多かったのですが、この作品では色調をほぼ統一することで、その問題も解消できており、氏の作品の中では一番良い作品だと思われます。

ただ、私個人としては、きっちりと筋の通った話が好きなので、そこが好きになれない点でもあるのですが、、、


というか、これは単なる私の理解力不足なのかもしれませんが...